今回の記事は「息子、おっぱいやめるってよ。」って話です。
息子からしたら「やめさせられた」って感じなんでしょうが。
子供におっぱいを飲ませるのをやめることを断乳/卒乳って言うんですって。
どちらも意味は同じですが、断乳の方が字面から「親の意思で時期を決定して止める」という印象をもったので、この記事では断乳と書いていきます。
以下に我が家の息子が断乳したときの話を書いていきますが、結論は「断乳する時は父親を使うとスムーズにいくかもね~」です。
父親の皆様にはおっぱいが出ないという強みを活かして断乳時にご活躍いただけたらと思います。
なぜ断乳したのか?
1歳を過ぎると上下の歯が生えてきまして。
噛むんですよね。そう、乳首を。
そりゃあもう痛いらしいですよ。
1歳とはいえその噛む力はなかなかのもの。
授乳中に乳首を噛んで「痛”あ”っっ!!」っと悲鳴をあげる妻の様子を見てニヤリと笑う困ったさんになってしまいました。
なんとかならないもんかと、下のような乳首を保護するアイテムを試してみましたが、保護器を着用しているとおっぱいを飲んでくれないのでNG。
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しばらくは乳首を噛まれながらも我慢しつつおっぱいをあげる日々が続きました。
そんなある日、「このままでは乳首を噛み千切られてしまう」と妻から相談を受けたため、それでは今晩からおっぱいをあげるのを止めようと断乳することにしました。
乳首は家族みんなの共有財産ですからね。
当時、息子は離乳食を三食しっかり食べており、断乳しても栄養面での心配はないだろうと判断できる状態だったため、夜間断乳から徐々に……というやり方ではなくすっぱり完全断乳としました。
昼間はおっぱい以外にも食べたり飲んだりするものがあるので、それほどおっぱいを欲しがらなかったのですが、夜は添い乳で寝かしつけていたこともあり、おっぱいへの執着が凄まじかったです。。
そんな息子の断乳チャレンジ。
断乳チャレンジ:妻 vs 息子
で、その晩。
結局、妻はおっぱいをあげてしまいました。
泣いているのを見て可哀そうになった、と。
まぁそりゃそうか。
だって現在進行形でおっぱい出ているわけだからさ。
出てるのに止めんなよってのが向こうの言い分。わかる。わっかる。そりゃ泣きたくもなる。
実際、おっぱい止めなきゃ母乳の分泌も止まらないんだけど、子供側からしたらそんなん知ったこっちゃないって話です。
出ているうちはよこせ。
よこせ。よこせ!よこせ!!
と狂ったように泣くわけです。
毎日好き放題飲んでるコカコーラゼロをある日を境に「今日から一生飲むな&今ある在庫は捨てます」って言われているようなもんですからね。発狂もんですよ。
息子が狂い泣くのも理解できます。
捨てるなら飲ませろよ、と。
で、その痛切な訴えに負けてあげてしまう。
なるほど。
この流れを見ると、そもそも断乳を母親だけでやるってのに無理があるような気がしました。
断乳したいけど泣いているのを見ると可哀そうでおっぱいをあげてしまう問題。
これを解決する方法。
そう、乳無き者こと父親の出番です。
なんせあげたくても出ませんから。
断乳チャレンジ:私(父) vs 息子
作戦はシンプルで、
断乳期間中は私と息子の二人が寝室で寝て、妻は別室で寝る
です。
妻の姿が見えるとおっぱいへの希望を持ってしまいますから視界の外へ消えてもらいます。
息子のネバーギブアップ精神はこんなところで発揮してもらわなくていいのです。
で、僕と息子の断乳初夜。
もちろん「おっぱいよこせや!!!」って泣きます。
私のTシャツをめくりあげておっぱいを探しますが、そこに所望のものはありません。
別室におっぱいを探しに行こうとしますが、それは全力で阻止します。
それはもうこの世の終わりかのように泣きます。
が、1時間もすると「まぁ、こいつ出ねぇもんな。しゃーないから寝るか。。」となって寝てくれます。
泣き疲れて体力ゲージが切れたから寝てるのかもしれませんが、とにかく寝ます。
息子が寝るまでの間は彼の手の届く範囲に自分の腕を置いて寝たふりをしてました。
ほっとかれても不機嫌だし、べたべた触られても嫌って感じだったので、好きな時に使ってくれって感じに腕を置いておくイメージです。
眠くなったら自分から腕に絡みついてきて寝てました。
夜中に起きたら麦茶を飲ませて再度寝かせます。
断乳2日目までは寝る時に長いこと泣いてましたが、そんな感じで1週間もしたらおっぱいを欲しがらなくなったので、妻とも一緒に親子三人で寝ることができるようになりました。
断乳達成です。
断乳後どうなったか
妻の母乳は断乳して2週間ほどで出なくなりました。
断乳3日目と1週間目にガッツリ絞ってあとは放置~って感じ。2週間目も絞ったかは記憶があやふや。。
サイズも妊娠前にしっかり元通りで「グラビアタイム終了……」と残念がってました。
断乳後の息子は夜長く寝るようになってくれたので、我々の睡眠の質もだいぶ上がりました。
朝まで寝れるって最高!
以上、1歳の息子の断乳を父親と寝ることで達成した話でした。
子育てにおいて、おっぱいが出ないことがメリットになる時が来るなんてねぇ。。
我が家のn=1の体験がどこまで一般化できるのか分かりませんが、断乳で悩んでいる方は父親と寝かせる作戦を使うと良いことあるかもしれませんよ。
終わり。