御在所ロープウェイを使って国見岳に登ってきた【5歳子連れ登山】

「山道を歩きたい」

と5歳の息子さんからリクエストされた。

どうやら最近の猛暑で外に遊びに行けないのが不満のようだ。

ちなみに彼の言う「山道」とは近所の公園につながる自然遊歩道のことを指しているのだが、そこは暑すぎ&蚊が多くて行きたくないので、ロープウェイでいける御在所岳山上公園発着の涼しいお手軽ハイキングルートを歩いてみることにした。

標高1000mを超える御在所岳山頂付近は平地が33℃の真夏日でも20~25℃と快適なので、歩き回っても汗だくにならずに済みそうかな、と。

今回歩いたのは御在所岳山上公園⇔国見岳の往復ルートで、5歳子連れだと所要時間は2時間くらい。

息子が本当の山道を歩けるか試すのにちょうど良いんじゃないかと思ってチョイス。

子連れで気になるトイレはスタートとゴールに当たる御在所岳山上公園に完備されてるし、なんならレストランもあったりする。

今回は行ってないけど帰り道で湯の山温泉に浸かってサッパリしてから帰宅することも可能。

これは子供の登山デビュールートとしてはかなり良いんじゃないだろうか。

登山未経験の息子の実力で下から山頂まで歩けるか分からないしね。

というわけで、息子(5)と御在所ロープウェイを使って国見岳に登ってきた話を書きます。

実際行ってみて大正解。

もっと早く行ってれば良かった。

この夏は御在所ロープウェイを使った子連れ登山で決まり!

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装備・持ち物

「登ってきた話を書く」といってもさっそく山に登り始めると思ったら大間違いだ。

一から十までメモっていくのがこのブログのスタイル。

まずは装備と持ち物から。

裸一貫じゃ山には登れないからね。

息子:普段着(帽子、綿Tシャツ、半ズボン、スニーカー)
父:帽子、キャプリーンデイリーTシャツ、CWXのロングタイツ、ファイントラックのハーフパンツ、登山靴
持ち物:30Lのザック、水2L、500mlペットボトルの麦茶、息子の着替え一式、折り畳みイス、雨具、食事(サンドイッチ)、おやつ(ゼリー、どら焼き、カントリーマァム)、ウェットティッシュ

父の装備が充実しているのは何かあった時に対応するため。最悪の場合、息子を担いで移動しなきゃいけないかもだし。ザックはおんぶ紐としても使えるので絶対持って行きましょう。

キャプリーンは性能と耐久性が優秀なので買って損はないと思う。

今回の記事では私がこの夏買って良かったと思った吸汗速乾Tシャツ達を紹介します。これらを着て来年のフジロックに行くと100%私と被りますのでご注意ください(キャプリーン緑、メリノデイリーグレー、フーディニ黒ね)。フェスに着ていくならどれを着ていっても間違いないです。綿のTシャツから切り替えると感動的な快適さですよ。

・持って行った方が良かったもの:息子用のタオルとタイツ

・持って行ったけどいらなかったもの:折り畳みイス
デカい岩に座って休めるところがあちこちにあるのでイスは不要だった。

そんな感じで準備を整えて山へ。

御在所ロープウェイを使った国見岳登山

今回のルートは以下の通り。

御在所ロープウェイ山上公園駅→裏道下山道→国見峠→石門→国見岳

デカい岩を見るとテンションがぶち上がるので、石門への寄り道を組み込んでみた。

寄り道と言っても片道30秒以内だから体力的な負担増はほぼ0だし、デカい岩は見といた方が良いので国見岳に登る方は是非見ときましょう。

では出発!

御在所ロープウェイ

御在所ロープウェイ湯の山温泉駅の立体駐車場(1000円/日)に入るまでの渋滞がなかなか長かった。

混雑している時期は、湯の山温泉街方面から左折で入るように誘導されるので、鈴鹿スカイラインから行くと並びなおしになって無駄に時間を食うことになる。要注意。

ロープウェイ駅まで少し歩くけど渋滞してる場合は歩いた方が早いので、湯の山の駐車場(800円/日)や蒼滝公共駐車場(無料)に停めても良いかも。

駐車場の空き待ちで並んでいるとき、スズメバチみたいな風貌のアカウシアブがガンガン車の窓ガラスにぶつかってきた。

サイズがでかいからビビる。やめて。

この辺をゆっくり走る時は窓を閉めておいた方が良いね。

駐車場までは渋滞してたけど、付いてしまってからはスムーズでロープウェイには待ち時間なしで乗れた。

御在所ロープウェイ営業時間 9:00~上り終了17:00、下り終了17:20
大人(中学生以上):往復2450円、片道1500円
子供(4歳から小学生):1220円、片道750円

頻繁に来るなら年パス(大人15000円、子供7500円、駐車代金無料)を買うのもアリっすね。

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15分で標高1000mオーバーの世界へ。

気温20℃!涼しい!最高!

12:50 裏道下山道入り口

 

山上公園駅から出てまっすぐ歩いていくと公園の案内看板があり、その左手に裏道下山道の入り口がある。

入り口を見つけてしまえば後はそこから歩いて国見岳を目指すだけ。イージー。

最初は滑りやすいザレザレの下りが続く。

息子は初めてのザレ場に苦戦してたけど、すぐに歩幅を狭くして滑らないように対応してた。適応力が高いですな。

ザレザレ。

息子さんはふくらはぎむき出しですが、今回のルートでは蚊やヒルの被害に遭わずに済んだよ。

御在所岳の良いところは夏でもヒルがいないってことよね。

13:28 国見峠

30分ちょっとで国見峠(裏道登山道8合目)に到着。

ここからは登り。

これまでと打って変わって大人と同じかそれよりも速いペースでガンガン登っていく。

頼もしい限り。

この辺からスズメバチっぽい見かけをしたアカウシアブ(再登場)がブンブンまとわりついてきてかなりウザかった。

黄色と黒のシマシマっていう見た目が心臓に良くないので勘弁してほしい。

立ち止まると噛まれるので進み続けるのが吉。

下の写真の先にあるちょっと開けてるところまで追いかけてきやがった。

 

開けてるところの岩場に座っておやつ休憩①

どら焼きを食う。

その先のロープで登るところは息子単独では厳しそうだったので補助して登ってもらった。

ナマズ岩。

14:00 国見尾根の看板

国見尾根方向に行くと裏道に出れそう。

国見岳方向に進むと石門への分岐。

14:02 石門

デカい岩でできた門。門の上に登ることも可能。

辿りついたときのリアクションが淡々としたもので、あんま興味ない?って思ったけど帰宅してから留守番していた妻に「でかい石があった!」と身振り手振りを交えて説明していたので印象には残ったみたい。

石門を見たら引き返して、先ほどの分岐の国見岳方面に登っていく。

鎖場があったけど特に問題なし。

14:08 国見岳

到着。

スタートから1時間20分くらい。

近くの岩に座っておやつ休憩②。

ゼリーを食いながら同じタイミングで休憩していた夫婦の登山客と少しお話。

「山の日に初登山なんて良いねぇ」と声をかけられて今日が山の日だと気づく。

山の日って祝日の中では新入りだからか印象薄いよね。お盆休みと一体化してるし。

この先にきのこ岩があるけど今日は初登山だしそこまで頑張んなくて良いか、ということで折り返して戻ることにした。

帰りも同じルートで。14:15出発。

国見峠までは下りだけど、ザレ場じゃなければそこそこの速さで降りて行ける模様。

行きでまとわりつかれたアカウシアブとも再開。相変わらずウザかった。

14:37 国見峠

国見峠からはザレ場の登り。

ザレ場の登りは普通に登ってた。下りが苦手なんだね。

15:00 裏道下山道入り口

到着~

休憩込みで往復2時間10分。

息子のTシャツが汗でしっとりしていたのでお着替えタイム。

ザレ場の下り以外は普通に歩けるとわかったのが今回の収穫っすね。

ロープウェイ山上公園駅で氷フロートを食べてクールダウンしてから下りロープウェイへ。

行きはガラガラだったのに、帰りのロープウェイは凄く混んでいて乗るのに30分くらい並んだ。

でも乗ってしまえば往路と同じく15分で下山。早いね。

終わりに

息子さんは往復2時間程度のコースなら余裕で歩ききることができた。

大人だけで登る場合の倍くらいかかるかな~という予想通りだけど予想通りになってくれて嬉しい。

子連れだと「疲れたから抱っこしろ!」という事態もありうるわけで。

最後まで自分の足で歩ききってくれたってのでもう十分っす。

翌日に「次は国見岳の先にある『きのこ岩』に行く!」と張り切ってたから余力もありそう。

歩いているのを見た感じ、下りよりも登りの方が得意そうなので、登山口から登って下りはロープウェイとしても良いかもしれない。

というわけで次は御在所岳裏道登山→ロープウェイ下山を歩いてみようかな。

このまま少しずつコースのレベルを上げていって、山歩きに付き合ってくれる山ボーイに育ってくれたらいいな。

息子希望のきのこ岩へのルートは私自身が歩いたことがないからまた今度で。

終わり。

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