先日子供が生まれまして。いやめでたい。
今回の記事は出産に立ち会ってきた時の話です。
陣痛中、出産中、出産直後に夫のやることや驚いたこと、注意点などを書いていきます。
まず、忙しい人のために先に結論書いておきます。
・陣痛中の注意点
1) 妊婦の体をシェイクしない(怒られるから)
2) 息を吐くことを意識させる(呼吸が浅くなって過呼吸になる)
3) 痛くてもいきまないよう意識させる(子供が降りてこない)
・出産中に驚いたこと
1) カテーテルの気軽さ
2) 股間から太もも
3) アシスト力強さ
・出産直後にやるべきこと
1) 子供と妻の写真を撮りまくれ
それでは以下に詳細を書いていきます。
陣痛中について
早朝、破水したとの知らせを受けた私が病院に到着した時点で妻は分娩室にいました。
まだ子宮口が全然開いていなかったので本来なら陣痛室に通されるはずですが、破水していたこともあり最初から分娩室になったようです。
陣痛に耐えながら子宮口が開くのを待つこの時間が一番長く、痛がる妻に対してなにもできないつらい時間になります。
声掛けしたり、体さすったり、飲み物飲ませたりくらいですかね。
ペットボトルに装着するストローを用意しておいたので、横になりながら水分補給できて便利でした。
助産師さんが
「痛みが楽になるから体をさすってあげてください。ちょっと強めに。」
って言うから、俺が背中、義母が腰、義妹が足をさすってたら、はからずも妻をブギーな感じでシェイクする形になってしまって「止めろ、一旦止めろ。」と怒られました。やり過ぎ禁物。
妻が陣痛に耐えてる時の注意点
・妊婦の体をシェイクしない(怒られるから)
この他にも
・息を吐くことを意識させる(呼吸が浅くなって過呼吸になる)
とか
・痛くてもいきまないよう意識させる(子供が降りてこない)
等の注意点がありますよ。要注意ね。
出産中について
病院到着から9時間。陣痛が始まってからだと18時間。
ようやく子宮口が開ききって出産ゴーサインが出る。
ベッドが変形ロボットみたいに可動して分娩台モードに。
さぁ、いよいよ出産かと思ってたら、カテーテルぶち込まれておしっこを取られてました。なんかのついでに位の気軽さで。コンビニ行くならパンも買ってきてよ的な。
膀胱が産道を圧迫して赤ちゃんが降りてくるのを邪魔しないようにってことらしいですけど、カテーテルって尿道に管突っ込んで尿を出すってやつですよ。こえー。書いてるだけでも股間がヒュンってなるのに、今日はあなたカテーテルですって言われたら一日中ブルーになりそうな案件なのに、そんな行為がなんの予告もなくさらっと行われるなんて出産ってホント恐ろしいです。
///余談ここから///
おしっこはカテーテルで取るので心配ないけど、うんちは?いきんだ時に出ないの?と思われたなたへ。
やはり出る人もいるらしいですが私が立ち会った位置(妻の頭の斜め上)からは出てたとしても見えないところだったので、仮に出てても分かりません。夫に立ち会ってほしいけど、そういうのは絶対見られたくない!!って人は夫に自分の頭側で立ち会うようにお願いしたら良いかもしれませんね。
///余談ここまで///
カテーテルの後、チョキンと会陰切開。
会陰切開ってのは「赤ちゃんが出てくる穴」を赤ちゃんが出てきやすいようにハサミでちょっと切ること。短く言うとハサミで股間を切るです。
ハサミで、股間を、切る。
先述したカテーテル以上の激ヤバ案件ですが、陣痛に比べたら誤差レベルの痛みらしいですよ。股間をハサミで切る痛みが誤差レベルって・・・・・・出産の痛みが鼻からスイカってのもあながち嘘ではない気がしてきます。
会陰を切ると出産後のおトイレでしみるらしく、妻はこれをなんとか防げないかと毎晩コソコソ会陰が柔らかくなるようにオイルを塗りたくってマッサージしていたのですが徒労に終わったようです。本人はマッサージのおかげで出やすくなったと信じているので完全に無駄というわけではないようですが。。
余ったオイルは子供のスキンケアに使ってます。
準備が終わったら今度こそ出産。
子宮口が開いてしまえばあとは早くて、1回の陣痛でホップステップジャンプと3回いきむとしたら、それを2ターン繰り返して終了。
出産時、私は妻の頭をへそ側に向けるという役を仰せつかっていたので、子供が穴から出てくるところを直接見てはいないのですが、私の位置から見ると妻の股間からもう一本太ももが生えてくるような感じで、まるでマジックショーでも見ているような気分でした。うわっ、…俺の子供、でかすぎない…?って。助産師さんが分娩代の下から取り出して生まれてるように見せてるんですって言われても「あーやっぱり?そうだよねー」って思ってしまいそうなサイズ感。
もう一つ驚いたのは、お医者さんが
出てきやすいようにアシストしますねー
と自分の全体重を肘から手首までに乗っけて妻の腹にめり込ませるように上から下にグイグイ押しだしたこと。もう親の仇かってくらい。想像以上に押すもんで本当にびっくりしました。アシストってかあれが出産の主動力だったんじゃねーかと今でもちょっと思ってます。
出産中に驚いたこと
・カテーテルの気軽さ
・股間から太もも
・アシスト力強さ
出産後について
出産に立ち会った夫の一番の働き時はここです。
具体的には子供の写真を撮りまくること。
なぜなら、生まれたての赤ちゃんは小さいおじいちゃんみたいで可愛くないから。
うちの子も生まれたてはザブングルの「カッチカチやぞ!」の人そっくりでどうしようかと途方に暮れかけましたが前後左右遠近と50枚くらい撮ったおかげで、なんとか見れる写真を撮ることができました。妻と子供のツーショットも忘れずに。妻は出産後で疲労困憊ということもあり、なかなかいい顔では撮れませんが、ここも枚数の力で解決させましょう。バーストで笑うまで撮るのも手です。
病院の人もデジカメで写真を撮ってくれましたがせいぜい数枚が関の山。納得のいく写真を撮りたいなら自分でやるしかないです。
出産直後の母親は胎盤を出したりとやることがたくさんあるので、この写真撮りまくり作業は暇な立会人(=家族)がやるしかないです。カメラやスマホの容量をがっつり空けて撮りまくりましょう。
出産後にやるべきこと
・子供と妻の写真を撮りまくる
以上、出産に立ち会った夫が書く立ち合い出産の注意点と意外だったことでした。
出産に立ち会ったからといって価値観や意識が変わるとかそういったことはありませんでしたが、妻がマックスでしんどい時こんな感じになるということを知れたことと、出産直後のかわいい写真を撮ることができたので立ち会って良かったです。
この記事では、立ち合い出産で意外だったことを書いてきましたが、出産絡みで最も驚いたのは、あんなに痛がってた妻が産後3か月でその痛みをほぼ忘れてるってことですね。
人は忘れる生き物ってのは本当みたいです。
なお、本記事はグーグルアドセンス非表示としました。だって、グーグル様は下ネタに厳しいから、こちらにそういう意図が無くても「股間」とかを変に解釈されるとアレなんで。
それでは。