【安心】週末に大きなイベントが発生した時の月曜の窓開けっぷりを紹介するよ【気休め】

この記事では、週末に大きなイベントが発生した時の月曜窓開けを記録しています。

FXをやっていない人からしたら何を言っているかわからないと思いますのでざっくり書いておきますが、FXって週末はお休みなんですよ。でも、世の中は動き続けているんで、週末に重要なイベントが有ったりするんです。選挙とか戦争開始とかテロとか。

そんなんを土日にやられちゃうと週末直前の値と週明け直後の値に大きな差が発生しちゃうんです。この差を「窓」と呼んでいます。

大きなポジションもった状態で週末に想定外の大イベントが発生すると、月曜の開始レート(窓開け)が気になって休日なのに全然心が休まらないんですよね。
いや、ほんと休まらないどころか超不安で呼吸は浅くなるし変な汗は出るしでメンタル的に大変なんです。

為替の掲示板を見たって、買い煽り勢と売り煽り勢がここぞとばかりに互いを煽りまくっているので不安が増すばかり。

不安な気持ちは分かりますが、概してたいした窓は空かないもんですから、週末くらいは為替を気にするのはやめましょう。

以下に週末に大きなイベントが発生した時、ドル円に実際どれくらいの窓が開いたかを書いておくので、それと今回発生した週末イベントを見比べて安心材料の一つとしてください。

気休めかもしれませんが不安がったところで土日にできることなんて入金の手続きくらいしかないので、切り替えてしっかり休んだほうがいいですよ。

各月曜日の日付と週末イベントをタイトルとし、ざっくりした内容とドル円の窓を書いていきます。

2011年3月14日 東日本大震災 福島原発メルトダウン

金曜日に震災発生→週末に福島原発メルトダウンで週明けの日本株は大暴落しましたね。
が、ドル円自身は週明けに大した窓を開けていませんでした。

週末クローズ値:81.971
週明けオープン値:81.692
窓:0.279下窓

それよりも、その週の半ばの出来事のほうがインパクトありましたよね。

3/17(水)の早朝に79.5円のバリア突破からの76.25円という史上最安値(当時)まで一瞬で値を飛ばしたと思えば、東京市場が始まるころには介入警戒感から79円まで値を戻し、その翌日のG7協調介入やらなんやらで3週間で85.5円まで円安になるという値動き。

2012年12月17日 衆議院選挙で自民党大勝→政権交代

衆議院選挙で自民党が大勝し民主党からの政権交代が確定したことで約1円の上窓でした。
これだけの上窓って珍しいイメージです。

週末クローズ値:83.482
週明けオープン値:84.383
窓:0.901上窓

この後、グッバイ白川、ハロー黒田となって125円まで円安が進行しましたね。

この後2013年7月に行われた参議院選挙でも自民党が大勝したのですが、その時はほとんどレートが変わらなかった記憶があります(クローズ100.463、オープン100.388)。

衆院選で味をしめて参院選でヒヤッとしたのは私だけではないはず。

2013年3月18日 キプロスショック

金曜から土曜にかけて行われていたユーロ圏財務相会合で、キプロスへの100億ユーロ規模の支援が決定されました。

良いニュースかと思いきや、100億ユーロの支援する代わりに、キプロス国内の銀行預金者から一定の率で税金を徴収することも決定(約10%!!)。

ほっておいたら預金目減りしちゃうんでみんなATMに殺到→銀行にお金なくなるという事態に。

他のユーロ圏の貧乏国でも同じことが起こるとやばいぜってことでリスクオフ。

ユーロ円は週末クローズから3円ほどの下窓でした。

週末クローズ値:95.254
週明けオープン値:94.641
窓:0.613下窓

2015年6月29日 ギリシャショック

ギリシャ「お金ないんでもうデフォルトっす」

EU「デフォルトされると迷惑だから嫌だけど金貸してやるよ」

ってやりとりがずいぶん長い間繰り返されてたのですが、いい加減にEUが切れてしまい、週末にユーロ圏からギリシャへの財政支援打ち切りのニュース。わーお。

ユーロ円は週末クローズから4円以上の下窓でした。

週末クローズ値:123.884
週明けオープン値:122.808
窓:1.076下窓

2015年7月6日 ギリシャショック2

2週連続でギリシャネタです。

EU「支援させるなら誠意見せろや」

ギリシャ「じゃあ国民投票するわ」

というわけで、日曜日にギリシャでECBの緊縮財政策を受け入れるかどうかの国民投票が実施され、反対多数で受け入れませんという結果になりました。大事なことを国民に決めさせちゃだめだよって例ですね。

緊縮財政を受け入れないと融資が受けれないのでデフォルトやユーロ離脱の可能性が高まったってことでリスクオフ。

ギリシャ側の貸した金を返せだなんてなんてひどいことを言うんだ!というスタンスはすげーなーといつも思います。ギリシャの偉い人が我々は(金返す努力しろという)圧力には屈しない!とか演説しちゃうくらいですから。

ユーロ円は週末クローズから2.5円ほどの下窓でした。

週末クローズ値:122.705
週明けオープン値:122.101
窓:0.604下窓

2016年11月13日 日銀追加緩和

金曜日に日銀から追加緩和が発表され、その流れが週明けも継続。
その後6週間連続で上げ続けて10円以上円安になりました。

週末クローズ値:112.358
週明けオープン値:112.742
窓:0.384上窓

2016年7月18日 トルコでクーデター未遂

土曜日にトルコでクーデター発生も国民の支持を得られず鎮圧。
週末クローズ直前にクーデター発生で1円くらい円高になってクローズ→週末の間に未遂で終わって元に戻るという流れだったので、この窓で得した人はあまりいないんじゃないかしら?

週末クローズ値:104.793
週明けオープン値:105.461
窓:0.668上窓

2017年4月24日 フランス大統領選でEU残留派勝利

フランスの大統領選挙でEU離脱派が敗れたことで、リスク選好になったらしいですよ。
このあたりの時期はアメリカとかイギリスとかが自国優先を打ち出してきていたのでフランスもそれに続くのか注目されていました。

週末クローズ値:109.129
週明けオープン値:110.307
窓:1.178上窓

決選投票ではマクロンさんが勝ちましたね。

2017年9月1日 北朝鮮6回目の核実験

アメリカからあれだけやるなよ?やるなよ?やったらこっちもやっちまうからな?と脅されていたにもかかわらず北朝鮮が6回目の核実験やっちまいました。確か日曜日だったかな。

これを受けて開戦→暴落だー!!ロンガーさよなら~!とみんな騒いでいましたが、結局開戦されませんでした。

下窓も60銭程度でしたね。

週末クローズ値:110.278
週明けオープン値:109.700
窓:0.578下窓

こんなとこですかね。

以上、週末に大きなイベントが発生した時の月曜窓開けの記録記事でした。
今後も印象的な週末イベントが有ったら追記していきます。

ちょっとしたイベント(窓開け)で不安になるようなポジション持ち越しちゃだめですよ。

それでも月曜のレートが気になって仕方ない方へ↓

月曜早朝(7:00前)に為替レートを確認する方法を3つ紹介します。週末に相場大変動が起きて超絶下窓を開けるような場合でも、オープン前に入金しておけば、ロスカットを防ぐことができますよ。理不尽な窓開けで資産を無駄に削られないように気を付けていきましょう。
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