auのiPhone 6にmineoの格安SIMを刺して使っていたんですが、キャリア版のiPhone6はSIMフリー化できないし、バッテリーもヘタってきたからって理由でHuaweiのMate9を購入しました(中古で4万円)。
Mate9はSIMフリースマホだから海外旅行時に海外SIM差して使えるし、デュアルカメラできれいな写真が撮れるしと性能的にはかなり良い買い物したと思っています。
でも、一つ大きな不満が。
そう、おサイフケータイが使えないという点です。
HuaweiのAndroidスマホの中にはおサイフケータイに対応している端末はありません。
せっかくiPhoneからAndroidスマホに戻ってきたのにおサイフケータイが使えないんじゃちょっとがっかりですよね。
Huaweiの人も日本向けにFeliCa対応端末発売を検討してるよ!って言ってましたけど、結局Mate10でも対応しませんでした。残念。リップサービスかな。。
スマホで決済したいならApplePay使えよって思う人もいるかもしれませんが、私はイオンの奴隷なのでJMB WAONを使いたいんです。ボーナスワオンでウキウキしたいんです。税金払いでJALマイル貯めてニヤニヤしたいんです。
というわけで、メーカーが対応する「いつか」をもう待てないんで、Mate9にJMB WAON基板を内蔵することにしました。Mate9だけに。まてないん。
これを言いたいがためにMate9を選んだ面もあることをここに告白しておきます。
さて、前置きが長くなりましたが、今回の記事ではHuaweiのMate9にJMB WAONを内蔵しようと色々試みた話を書いていきます。
「試みた」ってことはうまくいかなかったん?ですって?さすが旦那、鋭くいらっしゃる。
そう、この記事ではHuawei端末にFeliCa内蔵はかなり厳しいからやめておけって話をダラダラと書いていきます。もし、FeliCa内蔵したいと期待を抱いてきた人がいたらすみません。iPhoneみたいにちょっと分解したくらいじゃ無理っすよ。
iPhoneにWAON基板を内蔵した話は下記事を参照して下さい。
Contents
で、結局お前はどうすることにしたの?
先に結論から書きますが、本体内蔵が厳しそうということが分かったので、私は0.3mmの薄いケースを買ってその内側にJMB WAON基板を仕込むという形に妥協しました。
スマホケースはAmazonで購入。多分これが一番薄いです。
WAON基板を保持してくれさえすればいいので耐衝撃性は無視して決めました。
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そして、カードから取り出したJMB WAON基板(with電磁波防止シート)を
こうやって
こう(完成)!
このケースはカメラ回りだけ0.5mmと厚くなっててカメラのレンズを保護してくれてました。Mate9付属のケースより全然薄くて装着時の違和感は少ない&色の効果ででかいMate9でも小さく見えるので結構気に入ってます。
JMB WAONカードのままだと厚みがあり過ぎてケース裏に仕込んだ時に浮くと思うので、あらかじめ基板を取り出しておきましょう。
WAON基板の取り出し方は下のページで解説しています。
Mate9にWAONカード内蔵を試みた話
上で書いた方法に行きつくまでになんとか内蔵できないか?と時間を浪費したので、その経緯を綴っておきます。
単純に裏ブタ外して中に入れてみた→×
Mate9の裏蓋はiPhoneと同じように本体下部の星形ネジを外すことで開くことができます。
が、iPhoneのものとはサイズが異なるため手持ちのトルクスドライバーでは開けられませんでした。
ここまで見た目パクッてるんだから星形ネジのサイズもパクッておけや!と思いましたが、
寸法異、故我起源!
ってことなんですかね。適当だけど。
しょうがないのでAmazonでトルクスドライバーセットを購入。
このセットの一番小さいドライバーで開けることができたので、Mate9の星形ネジのサイズはT2ですね。
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送られてきたAmazonドライバーでネジは外せたんですが、今後は蓋が空かない。
iPhoneだったら吸盤つけてちょっと引っ張れば隙間ができるからそこにピックを入れて……って流れで開けられるんですけど、全然頑固。
SIMのスロットを外してから端末右下に力強くピックを押し込んで隙間を作って、
できた隙間に別のピックを滑らせて隙間を大きくしていき、
(下の写真は吸盤ついてますが使ってないです)
オープン、と。必要なのは端末への愛を捨てることっすね。
YoutubeのMate9分解動画だとみんな簡単そうに開けてましたが、結構めんどくさかったです。
側面をピックでこじるとディスプレイが痛むので、隙間にピックを滑らせる感じで開けるようにしましょう。
開けることができたらWAON基板を入れてみます。
指紋認証ボタンやカメラレンズのあたりからうまく電波が抜けてくれないかなーとやったのが左で、ディスプレイ側から電波抜けてくれないかなーとやったのが左になります。
が、どっちもダメ。
裏蓋金属だし、ディスプレイ側もミドルフレームが金属なので当然の結果ですね。OK、分かってた。
次はディスプレイを剥がしてその裏に内蔵しようとしたのですが、ちょっと下の画像を見てください。
Mate9のフロントパネルです。
……ディスプレイ真下に金属プレートついてますよね。。これじゃミドルフレームからパネル剥がしてもこいつに邪魔されて無理だわ。
ディスプレイ側でどうこうするのは厳しそうということで、作戦を変更して裏蓋に穴をあけてWAONの電波を中から外へ通せないか検討することにしました。
アルミで巻いたWAON基板で事前検証→×
ただ、私はいきなり本体に穴をあけるほどクレイジーではないので、事前にWAONカードにアルミホイルを巻いてどれくらいのサイズの穴が必要か確認することにしました。
つまようじ大の穴から一円玉、五百円玉とどんどんサイズを大きくしていきますが、
WAONステーションのおねーさんは
カードをかざしそのままお待ちくださいx∞
としか言ってくれません。めっちゃかざしてるのに。
WAONステーションと同化させる勢いで押し付けているのに全然認識してくれません。
どうもWAON基板の赤い四角で囲ったあたり少しでも金属がかかっているとダメっぽい。
……こんなでかい穴裏蓋に開けたとしてどうやって埋めるんだよ。パテか?うーん。
もういーや、はい、やめやめ。
と意気消沈。
挫折…そして諦め
Mate9(の金属フレーム)半端ないって もう!
あいつ半端ないって!
JMB WAONの電波めっちゃブロックするもん!
そんなんじゃ内蔵出来ひんやん……
終わりに
以上、HuaweiのMate9にJMB WAONを内蔵しようと色々試みた話でした。
Mate9にFeliCa内蔵しようかと迷っている方は、やる前にこの記事を読んでいれば時間を浪費しなくて済みますね。買う前にもうちょっと調べろって話ですけどね。
まぁそんな無理せずケースの内側に仕込んだらいいじゃないですか。分解すると保証もなくなるし。
どうしてもFeliCaを内蔵したかったら、3Dプリンターでプラスチックの裏ブタを作って、元の金属製の裏ブタと置き換えるくらいしか方法が思いつきませんね。
当初の思惑とは異なりますが、JMB WAONをどうやって使うかの結論が出たので、ようやくiPhone6からMate9に移行できます。
デュアルレンズカメラで息子を撮りまくるぜ。