iPhone6にJMB WAONを内蔵して使っていたんですが、使いだしてから2年の月日が経ち、私の加齢とともにiPhone6もくたびれてきました。
バッテリーのもちも悪くなってきたし新しい端末に変えようかな、と。
そうなると、内蔵したWAONを取り出して新しい端末に移植しなくてはなりません。
というわけで、今回の記事ではiPhone6に内蔵したJMB WAON基板を取り出す話を書いていきます。
JMB WAONを内蔵した時の話↓
家に帰るまでが遠足って話もありますが、2年たってようやく家に帰る話が書けるわけですね。長い遠足だった。
さて、山登りでも登りよりも下りが危険なように、WAON内蔵も入れるよりも出す方が大変でした。
てか、iPhoneぶっ壊れました。
でもでも安心。無問題。パーツが安いから数千円で直せましたよー。
という流れで書いていきたいと思います。
Contents
iPhone6に内蔵したJMB WAON基板を取り出す
分解の最初の方(iPhone開くところ)についてはWAONを内蔵する記事で詳しく書いたのでこっちでははしょって書いていきます。
まず、iPhone6の充電口横にある星形ネジを外して、
オープン。
右上にある本体とディスプレーをつないでいるコネクタのカバーを外します。
ネジの長さが3種類あるから戻すとき間違えないように。
赤が一番短くて、青が一番長いです。
カバーを外した。ヘラ等でコネクタを外していきます。
コネクタ外しました。戻すときは①→④の順に戻していきます。
各コネクタの役割は、
①、②:ディスプレイ、タッチパネル
③:ホームボタン、Touch ID
④:近接センサ、フロントカメラ
なので、組みなおした後で調子悪いところが有ったら、そこに対応したコネクタを付けたり外したりすると直ったりすることがあります。
はい。本体と分離できました。ディスプレイ側の金属プレート裏にJMB WAON基板を仕込んだのでそれを取り出します。
赤丸で囲った部分のネジを外して
金属プレートとディスプレイの間にWAONを取り出せるだけの隙間を作ります。
WAONを内蔵するときは下の写真くらいの隙間で十分だったのですが、
取り出すときはこれくらい開かないと無理でした。なんか張り付いちゃってて。がばっと開きましょう。
金属プレートのホームボタン側はホームボタンと繋がる配線が付いているので力任せに開いて断線しないように気を付けてください。
JMB WAON基板を取り出したら元のように組み立てて完了です。
……のはずですが、今回はうまくいきませんでした。
iPhone5s、iPhone6と分解してきて慢心していたのかもしれません。
iPhoneの分解なんて大したことないと。
思い返してみると作業が雑でしたし。
水没したiphone5s分解した話↓
WAONを取り出してから発生した不具合を以下で紹介します。
WAONを取り出したiPhone6で不具合発生
Touch IDが使えなくなった
まず、Touch ID(指紋認証機能)が使えなくなりました。
ホームボタンは問題なく機能していたのですが、
このiPhoneでTouch IDをアクティベートできません。
と表示され、これまで登録していた指紋での指紋認証ができなくなりました。
新しく指紋を登録しようとしてもダメで、設定を完了できなかったからやり直せと表示されるばかり。
Touch IDが使えないだけだから、指紋認証を使わずにパスコードでロック解除すればいいやと気にしないことにしたのですが、今度は別の問題が発生。
あれ、なんかバッテリーの減りが早くなってない……?
Touch IDがおかしくなったタイミングでバッテリーの減りも激しくなり、今までは一日もっていたのに昼にはバッテリー切れを起こすありさま。フル充電から3時間しかつかえないのはショボすぎる。
しかも、本体右上のあたりが発熱している。。
コネクタの接続ミスったかな?と①~④のコネクタを付けたり外したりしていたら、どんどん状態が悪化していきました。
具体的にはこうなりました↓
ディスプレイに白い線&タッチ操作不能
Touch IDをアクティベートできませんという表示は出なくなりましたが、ディスプレイに多量の白い線が表示され、タッチ操作できなくなりました。まだ次の機種に移行してないデータもあるのに!
本体右上部の発熱もひどくなってました。
あそこのコネクタが不具合の原因だとすると、壊れているのはフロントパネルかロジックボードと推測できます。
今回の場合はフロントパネルにWAON仕込んだりしているので、取り出し作業時にフロントパネルにダメージを与えてしまったと考えるのが妥当だろう、というわけでフロントパネルを交換することに。
交換用のフロントパネルはAmazonで調達。
フロントパネル交換→復活!
まず、ここまでばらします。
不安な人はYoutubeで「iPhone フロントパネル交換」で検索すると腐るほど解説動画が出てくるのでそれを見ながらやりましょう。
次にフロントカメラを取り外します。接着されている部分は断線しないように慎重に取り外しましょう。
ホームボタン側も外せるネジは全部外して、ホームボタンと繋がっているコネクタも外し、
ホームボタンと金属プレートを取り外します。ホームボタンは表側からゆっくり押すと外せます。
赤丸で囲ってるところはしっかりくっついてて、無理やり剥がそうとすると断線しそうだったのでドライヤーで温めてから剥がしました。ここ超大切ね。
後は、新しいフロントパネルに取り外したパーツを乗せ換えて組み立てたら……
復活!!やったー!
画面もタッチパネルもtouch idも全部直りました!
今回交換に使用したフロントパネルは下のものです。3000円弱は安いですよね。
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iPhoneはフロントパネルだけでなくバッテリーなども互換パーツを安く入手できるので、自分で直しながら長く使いたい人には良いかもしれませんね。まぁそういう方はiPhoneユーザーの中では少数派かもしれませんけどね。。
あ、そういう観点で考えると、子供に持たせるのはiPhoneが良いのかもしれませんね。すぐ画面割りそうだし。
以上、iPhoneからWAONを取り出してTouch IDやディスプレイがおかしくなった人は、フロントパネルを交換すると直る場合がありますよって話でした。
私の他にそんな人がいるのか分かりませんが、まだ見ぬどうかしてる人にこの記事を捧げます。