ANAマイルで国際線特典航空券を発券する時のルールについてザックリまとめてみた。~発券からキャンセルまで~


GW旅行用にANAマイルでの特典航空券発券作業をしていたのですが、

どんなルートだったら発券できるの?
ストップオーバーとかオープンジョーってなによ?

と疑問だらけで、迷うたびにANAの公式ページ
を読んでいました。

結構時間を費やして特典航空券のルールを理解したので、
せっかくだしブログ記事としてざっくりまとめようと思います。

*注意
ANAマイルでスターアライアンス提携航空会社の国際線特典航空券を発券する時のルールになります。
国際線をANA便にするケースは規制が厳しすぎて使い物にならないですから。。
乗り換えは片道当たり国内で2回のみ可能だけど、海外乗り換えは不可。
日本発はストップオーバーもダメとか不便過ぎるよ。。

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ANAマイルでスターアライアンス提携航空会社の国際線特典航空券を発券する時のルール

ANAマイルで発券する国際線特典航空券で、
目的地以外も経由するルートをとるときは、
下の3条件を満たしていないといけません。

1) 経由地のエリアが出発地か目的地と同じエリアに含まれていること
乗り換えエリア.jpg

2) 必要マイル数が、出発地→目的地>経由地→目的地であること
例えば・・・
日本発のソウル経由ハワイ・北米・中南米・オセアニア行きはダメ
日本発のグァム経由ハワイ行きはダメ

3) 片道当たりの乗り換え回数が、国内線2回+国際線2回以内であること
スターアライアンス加盟航空路線検索サイトを貼っておくのでルート決めの参考にして下さい。

地図上の空港名をクリックして「Show Destinations」を選ぶと、その空港発着のスターアライアンス加盟航空会社の便が表示されます。

とりあえず上の条件を満たす行先とルートを決めたとします。

次は上で決めた旅程で、ストップオーバーとオープンジョーをするかどうかを考えていきます。

まず、ストップオーバーから説明します。
基本的に乗り継ぎは24時間以内でなくてはなりませんが、
往復のどこか一回でストップオーバーすることができます。

ストップオーバー:24時間以上間隔の空いた乗り継ぎ

要は目的地以外にも1ヵ所滞在することができるんです。

・ストップオーバーを含む旅程の例①
旅行1日目:日本→バンコク(ストップオーバー)

数日後

旅行x日目:バンコク→シンガポール→マレ(目的地)

・ストップオーバーを含む旅程の例②
旅行1日目:成田→ソウル(目的地)

数日後

旅行x日目:ソウル→沖縄(ストップオーバー)

数日後

旅行xx日目:沖縄→成田

次にオープンジョーを説明します。

オープンジョー:
出発地でする場合・・・出発する時の空港と帰ってくる時の空港が違うこと(同一国)。
目的地でする場合・・・到着する時の空港と現地を出発する時の空港が違うこと(同一エリア)。

オープンジョーは1回の旅程で出発地と目的地の2回することができます。
オープンジョーは乗り換え回数にカウントされるので、
それで乗り換え回数制限を超えてしまわないように注意して旅程を組みましょう。

・オープンジョーを含む旅程の例
旅行1日目:日本→アメリカ西海岸

西海岸から東海岸まで車などで各地を観光しながら移動

旅行x日目:アメリカ東海岸→日本

上のアメリカ横断旅行にストップオーバーでハワイ滞在をプラスするような下記プランも実現可能です。
旅行1日目:日本→アメリカ西海岸

西海岸から東海岸まで車などで各地を観光しながら移動

旅行x日目:アメリカ東海岸→ホノルル

ハワイで旅の疲れを癒すリゾートステイ

旅行xx日目:ホノルル→日本

まず、行先とルートを決めて、
次にストップオーバーとオープンジョーをどうするか決めたら旅程完成となります。
分かってしまえば簡単ですね。

単純往復よりも滞在できる地域が増えますし、
航空券を購入する時はストップオーバーやオープンジョーをすると別料金になったりするので、
それらを無料で利用できるとなると旅行にお得感が出てきますね。

単純往復よりもルールを最大限に活用にして、各地を巡れるルートにした方が面白いと思いますよ。

こんだけ書いておいてアレですが、私のGW旅行の特典航空券はストップオーバーもオープンジョーもないただの往復です。。
今回学んだ特典航空券のルールは、次回の長期連休で活かしたいと思います。

最後にあまり考えたくはありませんが特典航空券をキャンセルする方法についてです。

特典航空券をキャンセルする方法

マイルで希望の便を予約しようとすると、数か月から1年前に発券することになるので、いざ乗るタイミングになった時にどうやってもその便に乗れない事態が生じることがあります。
急な出張、転勤、妻の妊娠、子供の急病等々…乗れなくなる理由はいくらでもあります。
そのような状況になったらまず、無料でできるフライト日変更で対応できないか検討し、それができないかった場合は残念ながら特典航空券をキャンセルすることになります。

ANAの場合、特典航空券のキャンセルには1人当たり3000マイルの手数料が必要です。
特典航空券をキャンセルすると、予約に使用したマイルからキャンセル手数料3000マイル/人を引いたマイル+空港税などの税金が還ってきます。
返還されたマイルは数分でマイページに反映されますが、お金は10日~2週間後に支払ったクレジットカードに返金処理されるとのことでした。
ANAのホームページにマイルが戻るまで最大10日と書いてあるのは、トラブルが発生した場合を想定しての記載だと思います。
ちなみに返金先がSPG AMEXの場合、返金処理された金額はその月以降の支払いから差し引く形で消費されていきます。引き落とし口座に振り込まれるのかと思っていましたが、そうではないのでご注意ください。

さて、具体的な特典航空券のキャンセル方法ですが、第一区間出発前にANAマイレージクラブ・サービスセンターに電話で連絡して予約の取消処理をしてもらいます。
電話以外のキャンセル方法はありません。
国内線と国際線で受付時間が異なっているので注意してください。

国内線一般・特典予約:6:30~22:00(年中無休)
国際線一般・特典予約:24時間

ANAマイレージクラブ・サービスセンターに電話をかけて自動音声の案内通りに進み、マイレージ番号と暗証番号を入力するとオペレーターに繋がります。
ここで特典航空券をキャンセルしたい旨と予約番号を伝えると、オペレーターから手数料3000マイルが必要なことと、マイルと返金のスケジュールの案内があり、それに同意することで特典予約をキャンセルすることができます。

以上、ANAマイルで国際線の特典航空券を発券する時のルールについてでした。

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