iPhone買ったらJMB WAON内蔵するよね?-JMB WAON基板取り出し編-

今回はJMB WAONカードからJMB WAONの基板を取り出す作業のお話です。

JMB WAONカードは、

表プラスチック/配線/シート/配線/裏プラスチック

という5層構造になっており、ここから

配線/シート/配線

の部分のみを取り出します。

で、どうやって配線取り出すかと言うと「有機溶剤を使用して表と裏のプラスチックを取り除いく」です。

カードの基盤取り出しによく用いられている有機溶剤は、アセトンかジクロロメタン(塩化メチレン)のどちらかです。

二つの溶剤の違いを以下で比較していきますので、お好みの溶剤で基板取り出しにトライしてみてください。

スポンサーリンク
レクタングル(大)

基板取り出し用有機溶剤(アセトン、ジクロロメタン)の比較

溶解力:ジクロロメタン>アセトン

ジクロロメタンはカードのプラスチック部を溶かすので、カードを浸して放置しておくとプラスチック部が解けて基板だけになる感じです。

アセトンはプラスチックと配線の間に入り込んで、配線をプラスチック部から剥がれやすくするイメージです。

アセトンに浸す→少し剥ぐ→浸す→剥ぐ→・・・を繰り返して基板を取り出します。

私はアセトンを使用しましたが、ジクロロメタンのほうが基板取り出し自体は容易なんじゃないかと思います。

毒性:ジクロロメタン>アセトン

ジクロロメタンは発がん性有りです。
過去にジクロロメタンを大量に使用していた印刷企業の従業員に胆管癌が多発したことで問題となりました。
国債がん研究機関によるIARC発がん性リスク評価でもGroup2A(ヒトに対する発がん性がおそらくある)に分類されています(By Wikipedia)。

学生の時にほぼ毎日実験で使用していましたが、今のところガンにはなっていません。
素手で触るとヒリヒリするので取扱時には保護手袋必須です。

一方、アセトンは人体内の代謝プロセスで生成・排出される物質なので有害性は低いとされています(By Wikipedia)。
もちろん飲んだりしたらダメですが、夏場に馬鹿な学生が腕にかけて気化熱のヒンヤリ感を楽しめるくらいの有害性です。

入手難易度:ジクロロメタン>アセトン

ジクロロメタンをジクロロメタンとして購入することは困難です。
接着剤として主成分がジクロロメタンな製品(アクリサンデーのアクリル接着剤など)を買うことはできます。
写真をクリックすると商品ページに飛びます。

アセトンは薬局やホームセンターで購入することができます。
薬局のジェルネイルリムーバーを売っているところか、
ホームセンターの塗料売り場に置いてあります。
薬局にあるのはこんなんです↓

ホームセンターの塗料売り場に置いてあるのはこんなのです↓
アセトン.jpg
このタイプの容器はガラス容器に移すときにこぼれやすいので、ボトル型の入れ物に入っている製品をオススメします。

私は上の写真のものを買ったのですが結構床にこぼれました。床のワックスも溶かすので取り扱いには注意してください。

・残った溶剤の使い道

ジクロロメタン:プラモの接着剤
アセトン:ジェルネイルの剥離液

こんな感じです。

上記点を比較し、私は近場ですぐ購入できて安全そうなアセトンを使うことにしました。

JMB WAON基板の取り出し方

カードの四方を数mm切る。サイドは結構ギリギリまで配線があるので慎重に。
四方を切る.jpg

ガラス容器に入れた有機溶剤の中へ。
プラ容器は溶剤種によっては溶けるので、ガラス推奨です。
浸す.jpg

表面の青い塗料がとれてアセトン中に細かい粉になって漂うのがウザったいので、30分位で取り出して全部剥いだ方が良いです。

アセトンに浸してプラスチックを柔らかくする

ちょっと剥ぐ

アセトンに浸してプラスチックを柔らかくする

ちょっと剥ぐを終わるまで繰り返す

で、取り出した基板がこちらになります。
・表
表縮小版.jpg

・裏
裏縮小版.png
この基板は最後の最後で配線が切れてお亡くなりになったやつです。。うまく取り出せたやつは全体写真を撮らずにiPhoneに内蔵してしまったので全体の写真がないんです。
私のように油断せずに慎重に数mmずつ剥がしていけば一発で取り出せると思います。

アセトンから取り出してから時間がたつと、プラスチックが固くなって剥がしにくくなりますので、固くなって来たら再度アセトンに浸して柔らかくしましょう。
焦りは禁物です。

カードの上部分は余裕があるので多めに切っていっても大丈夫です。
まずはそこから切っていくと失敗しにくいかと。

先ほどの図中の丸で囲ってある部分は表と裏のプラスチックがガッツリくっついているので、多少強引にいかないと取れません。勢いあまって配線ごと引きちぎらないようにしましょう。

断線やフィルムからの基板剥がれの危険性が高い箇所は下図の丸で囲ってるところです。
ここは特に慎重に作業しましょう。こちらは取り出しに成功した基板の写真です。

・慎重に作業するところ(表)
表の注意するとこ.jpg
・慎重に作業するところ(裏)
裏の注意するとこ.jpg

私はなるべく配線に触れたくなかったので、表側のプラスチックを全て剥ぎ切ってから裏側を剥ぎました。

JMB WAONカードを再発行する方法

取り出しにミスって基板をダメにした場合は、下記コールセンターに連絡すると500円(税込)で再発行してくれます。WAONコールセンターに連絡してしくじったJMB WAONを無効化して、JALの事務局で再発行の手続きをするので、どっちにも連絡しなくちゃいけないそうです。

私は2回失敗しているのですが、あんまり短期間で何回も再発行していると言い訳が苦しくなってきます。参考までに私の言い訳を載せておきますね。

「届いたけど家族にそのまま捨てられた」

ご査収ください。

ちなみに、お亡くなりになったカードの中に入っている残金は新カードに移行できましたよ。
WAONコールセンター.png
JAL.jpg

余談ですがJMBではないWAONカードにも上下逆ですが同じ形の基板が入っているため、
すぐ入手できる練習台として使えます。
ただ、プラスチック部がJMB WAON対比でかなり固いので、こっちの方が難易度高いですが。。

JMB WAONカード再発行まで暇だったので、WAONカードで色々試したところ、
シートから配線が離れたり多少配線がねじれても、断線していなければWAONとして使えることが分かりました。
あと、下の広めな金属部を多少切ってしまってもWAONカードは大丈夫でした。
JMB WAONだとどうなのかは未確認ですが大丈夫なんじゃないかと思います。。

さて、JMB WAONカードの基板取り出しが終わったら、いよいよiPhoneに内蔵ですね。
下の写真は取り出した基盤の動作確認をするために店舗のWAONステーションで残額を確認しているところ。怪しすぎる。
WAONステーション.jpg

【関連記事】

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)

シェアしてもらえると嬉しいです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

フォローすると更新情報がチェックできます。