DIYでふすまを防音の壁にしてみた【40dB→25dB】


ふすまって目隠しにはなりますが防音性能0ですよね。

リビングの隣にある和室が私の部屋なのですが、リビングのテレビが私の部屋側にあるため、ふすまを通して聞こえてくる音が気になって寝にくかったんです。
仕事がら不規則な生活を送っており、また住まわせてもらっている立場上、テレビをつけるなとか配置を変えろと言うこともできないため、家主の許可を得てふすま4枚で仕切られているリビングと自室の境目を防音の壁にすることにしました。

この記事ではその時の計画、予算、DIYのやり方及び結果について書いていきます。

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ふすまを防音の壁にする作業前に立てた計画

・目標
現在ふすまで隔てた隣の部屋で見ているテレビの音を気にならない程度まで低減すること。
気にならなくなるレベルがどの程度かわからないので、作成する壁を少しずつ厚くすることで対応していく。
気にならなくなったら完成とする。

・施工条件
1) いつか元に戻せるように壁に穴をあけたり、ふすまを捨てたり、跡が残る施工法はNG。
2) 家の中にふすまの置き場所がないので、ふすまはなるべく外さない。
3) リビングから見た時の見た目をなるべく変えない。

・作成する壁の案
・ふすまが有る箇所
リビング/ふすま/遮音シートx2/ベニヤ板/吸音ボード/自室
・ふすまが無い箇所
リビング/木の板/遮音シート/木の板/遮音シートx2/ベニヤ板/吸音ボード/自室
といった構成の壁を考えています。

・予算
10万円以内。

防音の壁の材料を調達したお店

今回の防音壁の制作に使用した材料についてですが、木材とマスキングテープとタッカーの替え針は近所のコメリで購入し、それ以外の防音建材はホームセンターヤマユウ(楽天)で購入しました。
コメリは90分間軽トラを無料でレンタルできるので助かりました(ガソリン代も不要!)。
コメリに限らずホームセンターならどこでも同様のサービスはやってるみたいです。
ただ、店舗によっては木材カット設備がないところがあるため、購入に向かう前に設備の有無をチェックすることをお勧めします。

下のバナーから行けるヤマユウのページにはDIYでの防音施工の方法についても詳しく書いてあるのでご参照ください。

ふすま4枚分の防音壁制作に必要な材料と費用

青字がコメリ購入分で、赤字がヤマユウから購入した分です。
木材:¥13214
マスキングテープ:¥400
タッカーの替え針:¥400
遮音シート(CZ-12)x2巻:¥11826
吸音ボード(MGボード 50mm 8枚入り)x2:¥28296
吸音ボード固定用のジョイナー(エ型)x3:¥7128
遮音テープx2巻:¥6912
両面ボンドテープ:¥2754
ミニタッカー:¥1512
合計:¥72442

予算の10万円以内には抑えられました。

材料が揃ったら、あとは壁を製作するだけです。

ふすまを防音の壁にする方法

ふすまを並べた時にできる空間を埋める壁作成

私の部屋(和室)とリビングは4枚のふすまで区切られています(入り口は別にあります)。
ふすまは2列交互に設置することで開け閉めできるようにしているので、4枚のふすまを一列に並べると、当然ですが3枚しか入らないです。
そこで、残ったふすま1枚弱分の200cmx80cmの空間は下記構成の木材の板で埋めることにしました。

厚さ1cmの木の板/遮音シート(CZ-12)/厚さ1cmの木の板

ホームセンターで売っている木の板のサイズは182cmx91cmなので、200cmに足りない分はボンドとタッカーで板を継ぎ足して200×80の板にしました。
作成した200×80の板に遮音シートをタッカーで固定して、もう一枚の板でサンド。
そして側面から遮音シートを挟んでいる板と板に針が刺さるようにタッカーで固定して完成。
左右交互にタッカーを打った方が板のずれを調整しながらできるので良いと思います。
私は片側にタッカー打ち終わった後、板ずれに気づいたので手遅れでした・・・
180cmx91cmの板2枚と遮音シートを組み合わせるとこんな感じの板ができます。
板の上側の黒い部分は遮音シートで、その裏にふすまと同じ高さの板があります。
板の壁.gif

この板はふすまの上部レーンにはめ込んでいるので倒れてきません。
残った1枚のふすまは置き場がないので板に立てかけてます。

この段階ではリビングからの音は気持ち遠くなったかなといった程度で
ほとんど防音効果はありませんでした。

ふすまを捨ててもいいという人は、ふすまを残さずに全て木の壁にしてしまった方が高い防音効果を期待できます。

遮音テープで隙間を埋める

ふすまを一列に並べると、家自体の歪みが原因でふすまとふすまや壁の間に隙間ができていました。
このままだとそこから音が通ってきてしまうので、ふすまとふすまの間、ふすまと天井、床、壁の間にマスキングテープを張ってから遮音テープを張りました。
隙間を埋める処理が防音では大切らしいです。私は後で元に戻すときのことを考えてマスキングテープで下処理していますが、その必要が無い方は直接遮音テープを張ってもらって構いません。
遮音テープ貼った後.gif

遮音シートをベニヤ板に張り付けて壁に立てかける

次にコメリで買ってきたベニヤ板に遮音シート(CZ-12)を2重に貼り付けて
遮音シートx2/ベニヤ板を作成します。
遮音シートの貼り付けには簡易タッカーを使うと楽です。
タッカーの針の長さですが、6mmだと遮音シート2重を止めるのにギリギリで、8mmだとベニヤ板を少し突き抜けるというなんとも微妙な感じでした。
まぁどっちでも固定できるのでどっちでもいいです。
付属の針だけでは足りないので、あらかじめホームセンターで替え針も買っておきましょう。
私が買ったミニタッカーには幅12mm長さ8mmの替え針が使えました。

作成した
遮音シートx2/ベニヤ板を
ふすまレーン(自室側)に設置。
板を立てた後.gif
ここで想定外のアクシデント発生。
板を立てた時に遮音シートの重みでベニヤが曲がってきました。
ベニヤじゃなくて普通の板で高さ200の板を作ればよかったです。そっちの方が安いし。
ただ、ふすまのレーンにはめ込んだら曲がらなくなったので大きな問題とはなりませんでした。
この後この上に吸音ボードを貼るので、きっとそいつが支えてくれるでしょう。

ベニヤ板とベニヤ板の間に遮音シートを張って音漏れを軽減しました。
板に遮音シート.gif

遮音シート(CZ-12)の注意点

私が購入したのは「ゼオン化成製のサンダムCZ-12」です。楽天で購入しました。

開封してみてわかったのですが、この遮音シートはかなりゴム臭がきついです。

経時でこの臭いは軽減されるとのことだったので、少しでも早くシートのにおいを取るために遮音シートの巻きを緩めて窓際に立てておきましたが10日ほど経っても大して臭いは変わっていませんでした。
↓こんな感じで置いてたけどあまり意味なかった。
遮音シート2.gif

この臭いがとれるまで待っていてはいつ作業ができるか分からないので、遮音シートの臭いがとれてから作業するのではなく、臭いが漏れないところまで一気に作業を進めるとした方が良さそうです。
遮音シートは防音壁の内側に存在するものですから、壁が出来上がってしまえば臭いは漏れません。

吸音ボードを設置→完成

エ型の吸音ボードジョイナーをのこぎりで切断した後、両面テープで壁に接着し、そこに吸音ボードをはめ込んでいきます。
ジョイナーがベニヤ板曲がり防止の補強材も兼ねてくれてると信じています。

吸音ボードはカッターで簡単に切れますが、素手で作業すると吸音ボードの繊維でチクチクします。
めんどくさがって軍手を使用しなかったら腕全体がチクチクしました。
刺さって体内に入っていくわけではないので洗えば問題ありません。

以上で完成!
ここにベニヤ板を貼ってその上から壁紙を貼れば壁になりますが、私は防音さえできればOKで見た目にはこだわらないのでこれで完成としました。

今回の作業は6時間ほどかかってます。
結構重たいものを扱うので私は次の日腰痛になりました。
次の日が休日の時に作業することをお勧めします。
部屋が狭くてスマホのカメラでは壁が全部入り切りませんでした…
完成.gif

結果とまとめ

・制作した壁の防音効果

制作した壁の防音効果についてですが、リビングでテレビをつけた状態で
自室の騒音をスマホアプリ「騒音測定器:Sound Meter」で計測したところ、
ふすまのみ:40dB
ふすまを一列にした:39dB
2重遮音シートの板を張った:35dB
吸音ボード設置して完成した防音の壁:25dB
と数値的に改善効果が見られました。

体感でもリビングのテレビの音が自室ではほとんど聞こえません。
人が話していると、なにか話しているということはわかりますが、何を言っているかはわかりません。
以前の筒抜け状態から大幅に状況を改善できたので満足です。

・もっと安くするためには?

1) 私は吸音ボードの固定にジョイナーを使用しましたが、ジョイナーではなく両面テープにすると2000円弱の節約になります(ジョイナーを買わない分両面テープを1個追加で買うとして計算。)

2) 私の場合はふすまを残さなくてはいけないので、ふすまを傷めないようにマスキングテープを使用していますが、ふすまが痛んでもいいならば不要です。

3) ミニタッカーはホームセンターに1000円くらいで売っているのでそちらで買えば送料分(500円くらい)節約になります。

4) 木材購入は1万弱できるはずです。わたしはチョイスをミスっているのでちょっと高くなってます。

5) 防音材のグレードを下げるかもっと安く売っているところを見つければ、これ以上安くすることも可能です。

・最後に

DIYすることで業者さんに依頼するよりも安く防音の壁を制作することができました(40dB→25dB)。
楽器演奏目的の完全防音でなければ、素人のDIYでもそこそこ目的を達せられると思います。
ふすまからの音漏れに悩んでいる方、防音DIYで悩みを解消できるかもしれませんよ?
今回の記事が誰かの参考になれば幸いです。

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