水沢岳登ってきた:奥ノ沢~水沢岳~鎌尾根~カズラ谷(鎌ヶ岳には行けず。。)


GW初日に宮妻峡から奥ノ沢~水沢岳~鎌尾根~カズラ谷のルートで水沢岳(すいざわだけ)に登ってきました。

当初、小岐須渓谷からケヤキ谷→宮指路岳→仏峠→イワクラ尾根→入道が岳→二本松尾根→滝ヶ谷で回るルートにしようと考えていたのですが、この日は午後から夜にかけて雷・突風・にわか雨のおそれとのこと。。

尾根道で雨に降られたときのエスケープルートが歩いたことのないルート(大岩谷コース、松の木谷コース)なのは嫌だなぁと思い、慣れた水沢から鎌尾根のルートに変更することにしました。
予報通り途中で雨が降ってきたし、水沢岳から鎌尾根の間で良い感じのハルリンドウ(一番上の写真)を見つけることができたのでこの変更は正解でしたね。

・コースタイム(5時間10分)
宮妻峡駐車場(09:50)
奥ノ沢コース登山口(10:26)
イワクラ尾根通報ポイント3に合流(11:15)
水沢峠(11:55)
水沢岳(12:15)→昼食後出発(12:45)
鎌尾根・雲母峰道分岐(13:55)
岳峠(14:00)
カズラ谷コース登山口(14:55)
宮妻峡駐車場(15:00)

岳峠で雨がポツポツ降ってきたので鎌ヶ岳には向かわずに下山しています。
今回通過したルートの地図はこんな感じです。

以下、詳細です。

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車で宮妻峡の駐車場へ

まず、宮妻峡の駐車場に向かいます。
宮妻峡から登る場合はナビの目的地を「宮妻峡ヒュッテ」に設定し、そこよりも奥にある駐車場に停めることになります。
GWの9:30頃ですが上の方の駐車場に停めることができました。

下ったところに30台分くらい駐車スペースがあります。

これだけあれば空きがなくて停めれないという状況はあまりないかもしれませんね。
駐車場にトイレは無いので宮妻峡に入る前のコンビニで済ませておく必要有りです。


ここからは色んなコースに行ける林道コース(右)と宮妻新道コース(左)があります。
今回は林道コースから奥ノ沢コースに入るので右に向かいます。9:50出発。

奥ノ沢コース登山口へ

駐車場からの分岐を右に登って数分で車が停められそうな広場に出ます。
5台くらいはいけますかね。

目の前に鎌ヶ岳へのカズラ谷コースの登山口があります。
今回はここがゴールになります。

奥ノ沢コースを目指す場合、ここから先は歩いて進むことになります。

広場から10分ほど歩くと下のような分岐がありますが、左の橋を渡ります。

で、突き当りを左。

そこから10分ほど歩くと不動の滝への案内看板があります。見たい場合は林道から出て向かってください。

看板から数分歩くと不動橋があり、そこから5分歩くと水沢岳登山口に到着です。
ここを登ると水沢峠に出ますが今回は奥ノ沢コースから登るのでさらに林道を進みます。

下写真の分岐は左です。

ようやく奥ノ沢コース登山口に到着。駐車場から35分くらいですかね。ここから沢沿いに登っていきます。

奥ノ沢コース→イワクラ尾根

奥ノ沢コースでは赤テープ、ケルンや看板で登山道がどこか教えてくれます。特にケルンがたくさんあり、それを辿っていけば迷うことは無いでしょう。
万一道が分からなくなった場合は南西に進んでおけば、いつかイワクラ尾根にぶつかります。

6月以降は危険な香りがしますが、GW初日の今日はヤマヒルはまだいませんでした。

目印として役立つケルン。

看板もただ地面に落ちてる訳ではなく、正しいルートを示しています。下の写真は通報ポイント2と3の間にある看板。

このコースの中では通報ポイント2までが分かりにくかったような気がします。
珍しく目印を探しながら歩いたので通報ポイント2に着いたのは10:43。

それ以降はケルンの数も増えてくるので迷うことは無いかと。
通報ポイント3(10:54)。

通報ポイント4(11:04)。奥ノ沢コースの通報ポイントは4までです。

イワクラ尾根の通報ポイント3に合流(11:15)。看板だと奥ノ沢コースが奥ノ谷と表記されてますね。

きた道を振り返るとこんな感じ。
この道はそんなに傾斜もきつくないので、イワクラ尾根のアップダウンが嫌になった時にエスケープルートとして使うと便利ですよ。

イワクラ尾根から水沢岳へ

イワクラ尾根通報ポイント3からはまず木の根むき出しの尾根道を登り、

ロープ付きの岩を登り、

右側が崩壊した尾根道を通ったりします。

基本的に右側は崖なので見晴らしは良いですよ。

イワクラ尾根通報ポイント3から40分ほど歩いて水沢峠に到着(11:55)。ここから20分の急登です。。ここを超えれば昼食と楽しい尾根道が待っている!と心を奮い立たせて登ります。
荒い粒の小石が滑って非常に登りにくくて疲れます。

登りの後半に両端が切れ落ちたザレ場が出現します。道幅の狭い部分は数歩分ですので注意して歩けば問題ありません。
そういえば以前妻を連れてきた時はここで「怖い!怖い!」と騒いでいました。それ以外のところでは特に騒いでいなかったので、ここがこのルートで一番怖い場所なんだと思います。

水沢岳山頂に到着(12:15)。
水沢岳山頂は木に囲まれているので展望はあまり良くありませんが、木に囲まれている分風が弱いので昼食休憩にぴったりなんです。というわけで昼食休憩。

この日の昼食はカップヌードルのぶっこみ飯。
カップヌードルの残り汁にご飯を入れたアレを再現した一品だそうですが、普通にカップヌードル食った後にご飯入れた方が美味しい気がしました。こいつは何か足りない気がします。

水沢岳から鎌尾根

昼食でエネルギーと気力を補給して出発(12:45)。

後半の難所は水沢岳を出発してすぐにあるキノコ岩くらいですかね。上の写真は下り切った後に振り返って撮影。ここ以降は道や看板が整備されていますし、アップダウンもイワクラ尾根ほどではないので、ぼんやりして落ちなければ楽しく歩けると思います。

きのこ岩を上から見るとこんな感じ。滑りやすいので巻き道の利用をオススメします。

こちらが巻き道。私は巻き道があるなら巻き道を使う派です。

きのこ岩を抜けたら楽しい尾根道の始まりです。天気も良くなってきました。

まず、尾根道の両サイドにアセビが生えているアセビゾーンを通過。

小さなハルリンドウも心を和ませてくれます。

鎌尾根が見えてきました。見た目ほどハードではないので案内看板に沿ってビビらずに進んでいきましょう。

鎌尾根のザレ場下部。

鎌尾根ザレ場上部。これまでの道を歩いてこれた人なら問題なく歩けるはずです。

鎌ヶ岳が近づくにつれて登山道脇に笹が目立ってきます。距離が近いのに山によって個性が異なるのが面白いですね。

最後に鎖場を通ったら鎌尾根は終わりです。慎重に。ここを通っている時に遠くで雷の音が聞こえました。嫌な予感。


鎌尾根・雲母峰道分岐に着いたのは13:55。ここを直進するとカズラ谷コースで下山。左に曲がると鎌ヶ岳です。雨降りそうな雰囲気だけど行けるとこまで行ってみることに。

鎌ヶ岳登れず。。雨の下山

5分ほど下って岳峠から鎌ヶ岳に登ろうとした矢先に雨が降り出してきました。。
ポツリポツリといった感じでしたが、安全を見て下山することに。
今降りてきたばかりの道を登って、鎌尾根・雲母峰道分岐に向かいます。

そこからカズラ谷コースの下山道へ。

はっきりした道なので迷うことは無いと思います。
雲母峰道への分岐で間違ってそちらに行かないように看板だけチェックするようにしましょう。

口を開けたカメみたいな岩がありました。

雨が本降りにならないうちに下山しないと、と急いで下ります。

急げ急げ。傾斜が緩いので走って下山することもできます。

14:30頃、雨が本降りになってきたので雨具を装備。
ズボンのポケットに入れていたiPhoneを雨具のポケットに避難させます。
登山道も全体的に濡れてしまったので、ここからは歩いて下山です。濡れた木の根って滑るんですよね。。

14:55、カズラ谷コース登山口に到着。

ここから駐車場まで小走りで向かって15:00到着。

雨が降り出したので鎌ヶ岳には登れませんでしたが、無事に下山できて良かったです。

次は今回行けなかった小岐須渓谷からケヤキ谷→宮指路岳→仏峠→イワクラ尾根→入道が岳→二本松尾根→滝ヶ谷で回るルートに行ってみたいですね。

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